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2022.03.31
自ら種を蒔き、綿花を栽培、纏う服までをつくる 日本の綿自給率1%を目指す 「国産綿復活プロジェクト」 2021 年度、国産綿収穫のご報告
プレスリリース
株式会社アバンティ(本社:東京都新宿区、代表:奥森秀子)が展開する、オーガニックコットンのサスティナブルな暮らしを提案するオリジナルブランド「 PRISTINE (プリスティン)」は、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、纏う服をつくる「国産綿復活プロジェクト」を展開。 2021 年 12 月から 2022 年 1 月、全国8 拠点にて国産綿の収穫が完了したので、ご報告いたします。
プリスティンが追求する「しあわせの循環(PRISTINE circulation )」の取り組みの一つである「国産綿復活プロジェクト」は、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、2030 年までに本プロジェクトにて生まれた綿をプリスティンの製品全体の 2 %入れ込むことを目標としています。
また、つくったあとの循環として、2030 年までに廃棄ゼロを目指す「Re COTTON プロジェクト」 (※1) を展開しています。
■自然の厳しさを乗り越え、手にした国産綿。「国産綿復活プロジェクト」
「国産綿復活プロジェクト」は、私たちが手にする一枚の製品が、気候変動を抑え、地球の未来にまで繋がっているということに向き合い「始まりは土、そして種」という想いのもと、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、纏う服をつくるプロジェクトです。 2021 年 4 月より、「国産綿復活プロジェクト」は新たなステージに移行し、本プロジェクトにより生まれた糸や生地を使用した製品の販売を開始いたします。
全国8 拠点でパートナーの皆さまと共に種まきを行い、天候や気候の問題など想定通り進まないこともありましたが、 2022 年 1 月、総計 361.45 ㎏の国産綿を収穫することができました。今回収穫した国産綿は、2023 年 1 月、プリスティンの新春初売り「着衣初め」 (※2) にてデビューいたします。
また、2022 年の「国産綿復活プロジェクト」もいよいよ動き始めます。今年からは、 国立大学法人信州大学 (長野県松本市)も参加、より専門的な知識により綿栽培を全面的にサポートしていただきます。その他、本プロジェクトを知り、綿を植えたいという声も増えてきています。
当社では、今後も様々なプロジェクトを通じて、人のため、社会のため、地球のために貢献できる100 年企業を目指して参ります。
■自社ブランド「プリスティン」の国産綿混率“2%”を目指しています!
「国産綿復活プロジェクト」は、日本の綿自給率1%を目指しています。また、 2030 年までに、 本プロジェクトにて生まれた綿をプリスティンの製品に 2 %(2 トンの収穫量)入れ込むことを目標としています。
【2021 年の収穫実績 】
作付け面積:19 反
収穫量(種なし):3 月予定
収穫量(種あり):361kg
【2030 年の収穫実績目標 】
作付け面積:125 反
収穫量(種なし):2000kg
収穫量(種あり):6000kg
「プリスティン」の国産綿混率“2%” 達成までの道のり
■「アバンティコットン倶楽部」のご案内
パートナーの皆さまと種を蒔くことを目的に、2021 年「アバンティ コットン倶楽部」を設立しました。
今年も 4 月から全国 8 拠点にて種まきを予定しております。本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、参加ご希望の方はご連絡いただけますと幸いです。
・国産綿復活プロジェクト対象エリア
福島県南相馬市(2 箇所)、群馬県みどり市、埼玉県狭山市、新潟県糸魚川市、長野県佐久市、滋賀県高島市、高知県黒潮町
・今後のスケジュール
2022年 3 月 当社よりプロジェクトに関してのご説明
2022年 4 月 当社、信州大学との合同綿花栽培スタート
■「国産綿復活プロジェクト」ミッション
ミッション① 国内の繊維自給率をあげる
現在、国内の綿の自給率は0です。
アバンティコットン倶楽部の皆さまと共に、農業振興にもつなげ、耕作放棄地の活用を目指します。
ミッション② 衣服(暮らし)と大地との繋がりを知る
「はじまりは土、そして種。」自分たちが着ているものは、畑から育っているという過程を、本プロジェクトを通じ、伝えていきます。
ミッション③ 自社ブランド「プリスティン」として体現する
原材料づくりから向き合い、さらなるプロジェクト拡大を目指します。
( 2021年度の収穫分から製品化スタート)
(※1) 「 Re COTTON プロジェクト」についてプリスティンが追求する「しあわせの循環
PRISTINE circulation )」の取り組みのひとつ「リコットン・プロジェクト」は、いらなくなった衣類や生産過程で出る布を回収して新たな製品を作るコットンの循環型の仕組みです。同ブランドの生産過程で出る布をもう一度綿に戻したリコットンを 30 %、バージン原綿を70 %ミックスした糸を作り、生地にして、製品にします。当社では、 2030 年までに廃棄ゼロを目指しています。
(※2) 「着衣初め」について
着衣初めとは、江戸時代からの風習で、正月三が日の吉日に、新しい衣服を着始めること、またその儀式のことを云います。プリスティンでは、その年が素晴らしい 1 年になることを願い、また、気持ちよく新年を迎えるための準備として、新春の初売りとして着衣初めを提案しています。
本プロジェクトにて収穫した国産綿は、2023 年 1 月、プリスティンの新春初売り「着衣初め」にてデビューいたします。