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2023.04.24
アバンティ、砂浜美術館主催「第 35 回 T シャツアート展」に協賛 古くなった T シャツを再利用して、新しい生地や紙に。「すなびコットンプロジェクト」開始
プレスリリース
株式会社アバンティ(本社:東京都新宿区、代表:奥森秀子)は、2023 年 5 月 2 日 ~ 5 月 7 日 (日) 、砂浜美術館(高知県幡多郡黒潮町)にて開催される「第 35 回 T シャツアート展」に協賛いたします。また、古くなった T シャツを再利用して、新しい生地や紙を作る「すなびコットンプロジェクト」を開始いたしました。
「T シャツアート展」は、「写真・絵画展は室内でするもの」という考え方を無視した、世界ではじめての美術展です。キャンバスにみたてたTシャツに作品をプリント、浜辺に杭を打ち、ロープを張り、洗濯物を干すように並べていきます。波が寄せるとTシャツは水面に映り 、風が吹けば踊りだす。砂浜一面に並んだTシャツは、ひとつの「現代芸術」として完成する。砂浜美術館はこの発想から始まり、今年で35回目の開催となります。
ファッション産業が地球環境に大きな影響を与えている今、私たちが考えたいのは、つくる責任はもちろん、つくった後の責任です。当社の考えに共感いただき、本イベントにて使用する T シャツの素材をオーガニックコットンに変更していただいたのが 25年前になります。今年からは古くなった T シャツを再利用して、新たな資産に変える共同プロジェクトにも挑戦いたします。
当社では、「T シャツアート展」への協賛を通じてイベントを盛り上げ、今後もオ-ガニックコットンを通し社会課題の解決にむけた 取組みを実施 し、未来を担う子どもたちにきれいな地球を残せるように貢献してまいりたいと思います。
第35 回Tシャツアート展 概要
日時:2023 年 5 月 2 日(火)~ 5 月 7 日(日) 9:00~17:00
場所:砂浜美術館(高知県黒潮町 入野の浜)
運営:特定非営利活動法人NPO 砂浜美術館
URL https://sunabi.com/works art/35th t shirt art info/
■生地や紙をつくります!もったいないT シャツ募集 「すなびコットンプロジェクト」
当社が展開する、オーガニックコットンのサスティナブルな暮らしを提案するオリジナルブランド「 PRISTINE (プリスティン)」にて、 2019 年にスタートした 「リコットン・プロジェクト」 (※1) は、生産過程で出る糸や生地などを回収して新たな製品を作るコットンの循環型の仕組みです。 当社では、 2030 年までにゼロウェイストを目指しています。今回のイベントでは、 「リコットン・プロジェクト」を「すなびコットンプロジェクト」として、古くなったTシャツを再利用して、新しい糸や紙、製品作りに挑戦します。 リサイクルの中でも 「もとの製品と同じもの」にリサイクルする 「水平リサイクル」の重要性が再認識されています。着古して眠っている T シャツがありましたら、是非ご参加ください!
■すなびコットンプロジェクト
https://sunabi.com/news/sunabi cotton project/
回収方法A:第35 回Tシャツアート展に持参
回収期間 2023 年 5 月 7 日 (日) まで
受付時間 8:30~17:00
回収方法B:郵送
送付先 NPO砂浜美術館すなびコットン係
〒789-1911 高知県幡多郡黒潮町浮鞭 3573-5
※郵送の場合送料はご負担ください。
(必ず 『 もったいないTシャツ 』 であることを明記してください)
※回収したTシャツは返却できません。
〇回収できるTシャツ
・綿100 %の白い T シャツ
・プリントが入っていてもOK
・T シャツアート展の T シャツ以外も OK
✕回収できないもの
・綿以外が含まれる素材
・色、柄T シャツ
・T シャツではない製品
■株式会社アバンティ代表取締役社長 奥森 秀子よりコメント
今、ファッションが地球を汚す二番目の産業といわれていることを知っていますか?
アバンティはこの社会課題、環境課題を解決すべく製造するだけではなく、みなさんが着て要らなくなりクローゼットに眠っている製品を回収しもう一度糸に、生地に、そして製品に生まれ変わらせる「 Re Cotton プロジェクト」を立ち上げました。十分に愛用され今は使用されずに眠っているアート T シャツが、いったん資源となり Re Cotton 製品として生まれ変わるこの水平リサイクルシステムは永久的にリサイクルを続けることができる素晴らしいシステムです。子どもたちの笑顔を想いきれいな地球を残すためこのプロジェクトにぜひご参加ください。
(※1) 「リコットン・プロジェクト」について
プリスティンが追求する「しあわせの循環(PRISTINE circulation )」の取り組みのひとつ「リコットン・プロジェクト」は、いらなくなった衣類や生産過程で出る布を回収して新たな製品を作るコットンの循環型の仕組みです。人気の「リコットンシリーズ」をはじめ、製品に使用するブランドタグや社員の名刺には「リコットンペーパー(再生木綿紙)」を使用しています。また、再生が困難な残布・残糸・残紙の量り売りも開始、2030年までに廃棄ゼロを目指しています。
<リコットン・プロジェクト①>リコットンシリーズ
生産過程で出る布をもう一度綿に戻したリコットンを30%、バージン原綿を70%ミックスした糸を作り、生地にして、製品にします。
<リコットン・プロジェクト②>リコットンペーパー(再生木綿紙)
生産過程で出る裁ち落としの生地を回収し細かく粉砕。リコットンを20%、残りの 80%は牛乳パック由来の再生パルプを混ぜ合わせてリコットンペーパーが完成。できあがった再生木綿紙は、ブランドタグや名刺、絵葉書などにも活用しています。
<リコットン・プロジェクト③>残布・残糸・残紙・洗濯水の量り売り
再生できなかった残布・残糸・残紙は、プリスティン本店にて商品として販売いたします。アイディア次第で宝物に変わっていくものづくりをお楽しみください。
<リコットン・プロジェクト④>リコットンの布貼りトルソー
「リコットントルソー」は、生産過程で出るオーガニックコットンの残糸・残布を使用した日本初となるトルソーです。水に濡れなければ一定程度使用でき、再生産も可能です。また、廃棄しても土に還る素材のみを使用した地球環境に配慮したものづくりです。
砂浜美術館について▶https://sunabi.com/
砂浜美術館は、建物のない美術館です。4 キロメートルの砂浜を頭の中で「美術館」にすることで、次々といろんな作品が見えてきます。天井は真青な空、澄んだ空気の壁には、美しい海や松原や緑の山々が描かれている。ここは、訪れる人が自分で作品を見つける美術館なのです。そんな豊かな自然とともにある砂浜美術館の作品群は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、いつも違った表情を私たちに見せてくれます。